きっと素晴らしい感性を持った素敵な女性になっていくんだろう… いつか続編で、百音ちゃんがもう少し大人になって 素敵な出会いや恋愛をしている姿を描いて欲しいと思っているのは、俺だけではないはずです… 凪良ゆうさん素晴らしいです! 短編集だけど、こちらはマンションの屋上にある縁切り神社に関する人たちの物語。 「今日は百音のサルビアが咲いたぞ」 「白? 赤?」 「両方」 やったーとわたしは屋上庭園の一角にある『百音園』へ駆け出した。 お母さんが作ってくれる餃子、 体調が悪いときに食べるお粥、 子どもの頃に食べていたお店のケーキ、 親しい人の好物… 自分にとって忘れられない食べ物、味、食べている光景ってある。 294 「思いやり」って簡単じゃなかった… 教えるとか、無理じゃね?って思いましたけれども、 「終わりも正解もない話だ」と思っていることが大事かもしれない… 人とのつながり ー手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。 「さっきの女の人、ちょっと怖かった」 「そう」 「こんにちはって挨拶したら、にらまれた」 「そう」 統理はなんでも話してくれるけれど、お参りにくる人たちについてはなにも言わない。 『 わたしの美しい庭 』 凪良ゆう著 ポプラ文庫 2021 「ロンダリング」p.
『 わたしの美しい庭 』 凪良ゆう著 ポプラ文庫 2021 「ロンダリング」p.
その中でも、一番好きな話が「あの稲妻」 このしょうの全てを表している詩集の一部 茨木のり子 けれど歳月だけではないでしょう たった1日きりの 稲妻のような真実を 抱きしめて生き抜いている人もいますもの そして、桃子が こんなに長い時間が過ぎたのに わたしはやっぱりあなたが忘れられない だから、もう、そう生きていってもいいかな? そう!それでいいと思う!! 恋人がいない、結婚してない、子供がいない 世間体という目が、かわいそう、不幸だみたいな視線を向けてくる… 本当に余計なお世話だ! そんなもの以外にも充分に幸せに楽しく生きていく道はいくらでもあるのだ 忘れられない恋を引きずって、たまに思い出して 幸せな気分に浸ったて全然いいのだ… ヘンテコな人間関係の中で、すくすく育っていく百音ちゃん。 梅干しと 紫蘇 しその葉とごまを混ぜたおにぎり、玉ねぎと 挽肉 ひきにくのオムレツ、トマトサラダにはカリカリじゃこドレッシング。 『 わたしの美しい庭 』 凪良ゆう著 ポプラ文庫 2021 「兄の恋人」p.
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『 君の膵臓を食べたい 』とか、『 夜を駆ける 』の小説もこの会社なんですね。 『 わたしの美しい庭 』 小学生の百音と、翻訳家兼宮司の統理は、 屋上庭園に「縁切り神社」のあるマンションで暮らしている。 『 わたしの美しい庭 』 凪良ゆう著 ポプラ文庫 2021 「あの稲妻」p.
「これは悲しい出会いだな」 『 わたしの美しい庭 』 凪良ゆう著 ポプラ文庫 2021 「ロンダリング」p.